用を廃したもの

下肢の後遺障害の中でも、機能障害と呼ばれる分類があります。欠損は、一部を失ってしまうことを指し、事故によって戻ることがありませんが、機能障害はこうした状態ではないことがポイントです。ですが、神経が断裂してしまったり、骨が変形してしまったりすることで、機能に障害が出てしまっていることを指します。これが後遺症として残っている状態であり、3つの表現によって分けられているところが重要でしょう。

人表現の違いとは何かといえば、用を廃したもの、著しい機能障害、機能に障害を残すものになります。後遺障害独特の表現となってきますが、状態の違いによって分けられていると考えれば、そこまで難しいものではありません。

用を廃したものとは、最も重いものであり、欠損したりしていない状態であるものの、関節は硬直してしまい、動かすことができない状態を指します。自分の意思で動かすことができないことになりますが、神経の断裂などで、健康な状態に比較して10%程度の可動範囲しか機能しない状態ということになります。10%は、数字にすると実感がありませんが、人工関節を使うことで機能回復を目指すことができることもありますが、この場合には50%でも用を廃したものとして判断されるのが特徴です。